クレジットカードが生む複利効果




クレジットカードを使っていると感じます。


カードにもよりますが、支払いの遅延さえなければノーリスクで使用額に対する、0.5-1.5%位のポイント(=金利)が付きます。


これは元本保証型の債券に性質が似ているのではないかと



仮にカードにより得られるポイントを1.5%とします。得られたポイントをそのまま生活費などの支払いに充てれば、支払った金額の1.5%分の利回りがキャッシュで得られることになります。


仮に支払い金額が毎年同じであると考えると、クレジットカードにより年間利回り1.5%の複利効果が得られます。


クレジットカードの複利効果(年1.5%のカード)

1年  :1.5%
5年  :7.73%
10年:16.05%
15年:25.02%
20年:34.69%


20年間で34.69%の利回りが得られることになります。年間200万円クレジット決済を行う方でしたら、69万円の利回りが得られることになります。


得られる金利自体が1.5%しかありませんので、複利効果も弱いですが、「無リスクのおまけ」で得られるポイントからこれだけの収益が得られれば、多くの方にとっては十分な満足度ではないでしょうか。実は現状、米国短期債よりも利回りは優秀です。


ただし、クレジットカード業界の高利回りカードは、発行企業の経営状態によって頻繁に利回りの改定が行われます。ここでも株式投資と同様にファンダメンタルズが優れたカードを選ぶのが重要です。カード利用により、母体企業にカード金利以上の利益が入るようなビジネスモデルでなければ、将来的に「カード利回りの改悪」の憂き目にあうことになってしまいます。


私は航空系のカードを使用しています。顧客からすると1.5-2%の利回りが得られますし、航空会社としては座席利用率の上昇につながり、顧客ロイヤリティも上がる、win-winの良いビジネスモデルだと思います。


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