バリュー投資の弱点と米国株投資






当ブログも100記事を超え、多くの方々に見て頂けるようになってきました。


ここで、ご覧になっておられる読者の方々へ、当ブログでの私の長期的な考え方をお伝えして参りたいと思います。




バリュー投資の弱点


今の市況


現在の米国市場は非常に好況です。


基本的にバリュー投資は、(1)企業に一時的な悪いニュースが出現し、(2)本質的な価値よりも低い価格となった際に、(3)集中的に投資を行うことで長期的なリターンを得るものです。


そのため、原則的にこういった安値銘柄が枯渇する市況下ではバリュー投資のリターンは、グロース投資、ないし投機的な取引に比べて見劣りすることとなりますし、実際に今後当ブログのリターンはS&P 500指数に近似するものとなることが予想されます


当然に市場平均のアウトパフォームを維持すべく努力は行って参りますが、私の場合その努力はもちろん、より割安の銘柄を丹念に探す点に集約されます。


まだ、金融株や小売株、自動車関連銘柄といった市場の熱狂から比較的に取り残されたセクターは割安感は残されておりますので、困難な市場環境ながら、そちらによるリターンの確保に挑戦して参ります。


好況下のバリュー投資


当ブログの今後の方針は、(1)「堀」を有する銘柄をひたすらにウォッチし、(2)悪いニュースが出るごとにその内容を精査し、(3)一時的な問題であることを確認後にナンピン買いを繰り返すということになります。


大変申し訳ありませんが、そこにかかり、S&P 500の全銘柄を定期的にウォッチし(3か月毎に行っています)、悪いニュースが出た企業の決算報告、アナリストの分析、ニュースサイトなどのチェックを行うのには莫大な時間がかかります。


私が投資しておりますのはほんの数銘柄ですが、そのために適時数十以上の銘柄の年次報告書を精査して、取捨選択致しております。


そのため、当ブログをご覧になっている皆様にバリュー投資ならではの銘柄選択にかかる情報を提供するのには時間的な制限の問題が生じて参りました。


従って、記事の質を担保するために2-4日に1回の更新と、勝手ながら更新頻度を減じさせて頂きます


記事を楽しみに待っておられる方には、大変申し訳ありません。しかし、より良い情報をお届け出来ればと思いましての措置ですので、何卒御斟酌いただければ幸いです。


更に、当ブログをご覧の方に注意願いたいことがあります


正直に申しまして、こういった市況下では、恐らく金利が十分に上がりきるまではS&P 500に連動するETFを購入し、そのままにしたとしても、当ブログを始めとしたバリュー投資家とのリターンの比較ではあまり変わり映えはしないものになる可能性も多いにあると思います


当ブログの記事は、基本的にバリュー投資の視点から投資を考察するものです。そのため、当ブログを参考にするにあたっては上記の点に、ご留意頂く必要があります


しかしながら、短期的な利益を追求するために、長期的な安全性を犠牲にすることは私には出来ませんし、そのために現在の割安銘柄購入を見送ることもありません。当ブログを参考とされる方には、待つこと、それが猶更要求される相場であることを重ねてお伝えさせて頂きます。


春夏秋冬


季節は移ろい、早くも冬の訪れを待つのみとなって参りました。


かねてから、私は市場にも四季があるのではないかと感じます。


低金利や財政出動により景気が上向く春と、成長を維持する夏、そして過剰に株価が反応しきった収穫の秋、そしてその後に訪れる冬といった具合です。


秋はまだ暫くは続きそうに思いますが、必ず訪れる冬を見越して、早くから準備をすること、大変なことながらそれもバリュー投資の醍醐味かと思います。


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