今回は私の主力銘柄の一つ、ヘインズ・ブランズを考察していきます。
ヘインズは靴下と下着が主力商品です。シンプルで速乾性・フィット性に優れたパックTなどの商品で消費者に長年支持されてきたブランドになります。またChampionも同社のブランドです。Championはジャージやフリースなどのアクティブウェアが有名ですね。
この2大ブランドを主な稼ぎ頭にしています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgf_hcv8s5ah7iVgMUTFIDRXfqSGgb0oshf-QQ1mzxi9ApJUAtSLh6sLv7JlZz6oLCEHUUGLNb5alkgsY1r005OrtIsnr15oXY5OhfTUwjohm7Q3LYmDRcteJAlBf8PzQDkXOMik4yEkVHM/s640/%25E3%2583%2598%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25BA%25E3%2582%25B7%25E3%2582%25A7%25E3%2582%25A2.jpg)
ヘインズは上図の通り、北米・欧州・メキシコ・ブラジルなどで高い市場占有率を持ちます。同社の年次報告書を見ますと、米国内の売上が66%、米国外が33%となっており、米国内が特に多くを占めます。
また2017年現在、Eコマースの売上は全体の10%ですが、年15%で成長しています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgIHB9UhxT5aImx4DSiZhhxOcur-JDAs-KVHSCtFn6SzzdPSLVkQlw0wMm-fHN8CGSE_jza0S2RnVICHJMSTZ_M6YmznZH7YVn22xfd19ImW2DXIvZ3CbTlVhTiBzqTARpfVXbj1LrPm7Bg/s640/HBI+EPS%25E6%258E%25A8%25E7%25A7%25BB-min.jpg)
企業の業績を見ていきますと、ここ10年間のEPSの成長率は年17%と高い水準です。これは同社がチャンピオン・ヨーロッパ、Maidenform Brands、パシフィックブランズといった企業の買収を続け、製造・流通過程の統合化により利益率を改善させていることも背景にあります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_p4Mv5hQBa-tMIl4UfYNq5CMNxMVelPsJRd2yf_4IZpGM__YetLwn7wYyahxNDnkqXle4Wm_6GAXbWH5E5aRnFaES_Ndk7UD54EX2M0-iyWuBXSoEldPXGcKyOSAZ_0camYQT92gu20uo/s640/HBI+ROE%25E6%258E%25A8%25E7%25A7%25BB-min.jpg)
ROEは平均35%となっています。
また、年次報告書の各種指標からは、景気後退期にも赤字を出さずに経過し、堅実なブランドを保有していることが見て取れます。
さて、このように収益の成長率が高い銘柄は米国株にはいくらでもあるのですが(グロース株に多く見られます)、バリュー投資家にとってはその殆どが投資対象外となります。
そういった銘柄はベンジャミン・グレアムが言う、「価値に対して支払う価格が高く、価格が企業の成長に依存する性質を持つ」銘柄のためです。
バリュー投資家に重要なことは十分な成長率を持つことはもちろん、本質的価値と比較して十分安い銘柄に投資することとなります。
次回は私の投資根拠を、同銘柄の本質的価値の検討を含めてお伝えしようと思います。
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