子供・孫をお持ちの方は、ジュニアNISA口座で何を購入するか、悩まれたことのある方も多いのではないでしょうか。
私は子供のジュニアNISA口座では、子供の誕生祝い、お年玉など子供の全財産を投資に回しています。
なお、これを行うにあたっては妻の反対が物凄かったですので、損失が出れば全て私が損失分を補填するという、元本保証付きの100%間違いない金融商品となっています(笑)。
さて、今回は、こういった元本を減らしたくない場合の長期投資(10-20年位)の投資先を検討していきたいと思います。
米国株投資家の方では、コカ・コーラ(KO)や、ビザ(V)といった、長期に渡り強固な財務基盤を有するであろう銘柄を購入されている方もおられると思います。しかし、例えコカ・コーラであっても生活習慣の変化による炭酸飲料離れといったトレンドを無視することは出来ませんし、ビザもクレジットを介さない電子決済が広まった場合のリスクはあるかと考えます。
かつてウォーレン・バフェットは長期間安心できる銘柄の代表として、テレビ局や新聞を挙げていましたが、それらの銘柄のその後は皆さんのご存知の通りです。私は10年以上もの長期間、安定して寡占状態を保つ企業を、100%言い当てる自信はありません。
最も可能性が高い投資先は、私が資本経済システムそのものと考える、米国株式市場に連動したインデックス投資だと思います。過去の結果から、未来を断定することは出来ませんが、S&P 500の過去の長期リターンの優秀さには異論を唱える余地はありません。1957-2003年の間でS&P 500の配当金を含むリターンは10.85%/年であったと報告されています。
先進国内では長年にわたる少子化に対する耐性があること、政治による強制的な市場介入の恐れの低さ、世界トップシェアを有する多数の企業群という、長期も維持できるであろう国家としての優位性も抜群です。
私は自分の子供に対してS&P 500に連動したETFで、ジュニアNISAの限度額まで用い長期投資を行います。
長期に減税措置が得られる同制度は、長期投資に向くのみならず、中途の売却が頻回に出来ないため、子供に待つことの重要性を教える金融教育上も効果を期待しております。
後日お伝えしますが、確定拠出年金も米国を中心としたインデックスに投資していますので、資産のそれなりの部分で米国への分散投資を行っていることになります。
こういった、分散投資に関する有利な制度を政府がある程度準備してくれています。これらの優遇制度で分散投資を行い、その上で余った余剰資金は、より予測利回りが高い個別銘柄を検討していきたいものです。
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