グレアムとバフェットの安全域の考えを用い、米国株・日本株へバリュー投資を行うブログです
PER ( 株価収益率: Price Earnings Ratio )という数字の扱いに困ったことは無いでしょうか。 株式の割高・割安を示す指標として汎用されますが、いろいろな本を読んでも、どの位ならば適正といった文言は無く、特に初心者の内は解釈に困る数字ではないかと思...
子供・孫をお持ちの方は、ジュニアNISA口座で何を購入するか、悩まれたことのある方も多いのではないでしょうか。 私は子供のジュニアNISA口座では、子供の誕生祝い、お年玉など子供の全財産を投資に回しています。 なお、これを行うにあたっては妻の反対が物凄かったですので...
家計の断捨離を進めて、投資資金を最大化する、本ケチケチシリーズもいよいよ最終回です。実は最終回はあまりケチな話ではありません(笑)。 家計管理、また人生設計を考えたときに、多くの人が意見を求めるであろう、ファイナンシャル・プランナーや投資銀行など専門家の助言について私が注...
いつも当ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。 8月10日より開始した当ブログも、早いもので1か月半が過ぎようとしています。最初はほぼ壁とお話しているような状況の、誰も来ない寂しいブログでしたが、最近は150-200人の方から連日訪れて頂けるようになり感激です。 ...
救急外来を担当しているといろんな方が来られます。外傷、脳梗塞、肺炎、蕁麻疹、食あたり etc と、毎日が多彩な病気で年中にぎやかです。 たくさんの人の病気の場面を見ていると、時にはその人の人生が透けて見えるときもあります。 ある激しい雨の日でした。いつものように当直室...
北朝鮮と米国が熱く燃えています。 トランプが国連演説で北朝鮮を完全破壊すると表明したことを受け、9月23日の北朝鮮 外相の国連演説では、「米国本土をミサイル攻撃するのが避けられなくなった」と口論合戦が過熱しています。 原文で演説を読みましたが、国連演説という格調高...
さて、前回はマクドナルドが、消費者の嗜好変化や、同社の商品が肥満や健康に悪いなどの悪評といった逆境を跳ねかえし、業績を反転させつつあることをお伝えしました。 ミレニアル世代を始めとした新しい世代の台頭により、米国のアパレルや食品業界などでは構造変化が進んでおり、かつてのオ...
今回は米国を代表する銘柄の一つ、マクドナルドを考察していきます。 同社はハンバーガーを主力としてグローバル展開するファーストチェーン店です。 米国売上が1/3、その他が2/3と売上の多くをグローバルが占めます。 年間15億食を販売し、35000店以上の店舗を展開していま...
ファイナンシャル・プランナーとは少し違う視点から見ていく家計簿シリーズも第6回目になりました。 本ケチケチシリーズでは食費・生命保険・車とさまざまなものを断捨離してきましたが、今回はいつもと一風異なり、削るべきでない費用を検討していきます。 私の考えは、後に資産効果を...
車、生命保険といろいろな固定費を削っていく本ケチシリーズですが、今度は一見するとあまり削らない方がよさそうな固定費、食費に手をつけます。 削るといっても、安い食材を求めて遠くのスーパーに買い出しに行ったり、食事を減らしたり質を落とすという話ではありません。ご安心を。 ...
ウォーレン・バフェットは示唆とウィットに富むコメントがその持ち味の一つです。 ただ惜しむらくは、彼は時間をかけて考えを1から10までゆっくり説明するというタイプではありません。例えば彼は自身で本を執筆したことは無く、あくまでも他者がその発言をまとめた本が存在するのみです。...
コードブルーを見ました。 イケメンと美女ばかりで、こんな職場があったら是非就職したいなーと思いつつ見ていました。現実世界でテレビを一緒に見たのは、病院の休憩室で私、中年医師とおばちゃん看護師との組み合わせです。一緒に見ていたおばちゃんからは、先生もイケメンだったらねーと、...
なかなか最近はネットネット株が市場に出てきませんでしたので、現状、私はバフェットの投資手法を主に行っています。ですが嬉しいことに、最近のAmazonによる小売り業界への業績懸念で、小売り銘柄の一部ではようやくネットネット株が散見されるようになってきました。 しかし、これら...
前回は、エクソン・モービルの業績低迷の原因が、(1)オイルメジャーの寡占力と価格決定力の低下にあること、そして(2)シェールオイルの台頭によることをお伝えしました。 そのため、同銘柄では今後の安定した成長を保証する「堀(=ブランド力・寡占力)」の存在が今後は見込み難く、バフ...
今回は石油セクターの雄、エクソン・モービルを考察していきます。 エクソン・モービルは石油メジャー最大手の企業であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の一角を占めます。かつてジョン・ロックフェラーが1870年に創設したスタンダード・オイルの流れを汲む企業で、世界の石油をほぼ寡...
また今朝は、Jアラートを目覚まし代わりにたたき起こされることとなりました。 札幌在住の身としては迷惑な限りだな、と妻子とぼやきつつ朝から飲料水その他をストックした地下室に避難していました。しかし今回は北朝鮮もICBMの燃料注入を開始したと、親切にも昨夜から教えて(?)...
投資の目標は人それぞれだと思います。ご自身の老後の蓄えを手にすること、事業資金を手にすること、アーリーリタイアなど一人一人目標は異なるでしょう。 今回は私の投資目標を、いつもの投資手法の話からすると番外編ながらお伝えさせて頂きます。自分勝手な話となりますが、お付き合いいた...
ハリケーンが過ぎ去って、まさに台風一過(台風ではないですが…)、市場の見晴らしは一気に晴れました。米国市場、日本市場ともに一気にその値を回復し、ふたたび円安へと振れています。 しかし米国経済はファンダメンタルズ自体が好調ですので、市場の調節によるサマーバーゲンはやはり短い...
私のポートフォリオは一時期、資産の65% 1500万円ほどがアメリカン・エキスプレスでした。2016年の上半期は同銘柄は一過性の理由で半額程度まで売りを浴びたため、集中投資を行っていたのですが、ファイナンシャルプランナーに相談したら、「こいつ何をやっているんだ」と絶句されそ...
今回はSPAMシリーズの第3回です。いよいよホーメルフーズの安全域を評価していきます。 私は投資に当たり、メアリー・バフェットの方法を用いて10年後の予測株価を求める手法を取ります。 本銘柄は過去10年のEPS成長率が13.1%でした。現在の成長率が続くとすれば、(...
ホーメルフーズは2017年に入ってから決算ごとに大きく売られる展開が続いています。直近の2017 Q3を見てみましょう。 大きくみて、主力のRefrigerated Foods(冷蔵食品)は営業利益は14.6%増であるものの、売上高は6.0%減と諸手を挙げて増益を喜ぶ状...
今回は私の主力銘柄の一つ、ホーメルフーズに関して考察していきます。 ホーメルフーズは米国の食肉を主とした食品製造・販売企業になります。日本ではSPAM缶やユニリーバから買収したSKIPPYというバターピーナッツで御存じの方もおられるのではないでしょうか。ハワイや沖縄に行くと...
バリュー投資は本質的な価値よりも価格が安くなるときに株式を買い、株価の標準回帰を待って利益を得ます。 しかし、株式購入を開始した後に、更に株価の20-30%ほどの下落に見舞われることもしばしばあります。この際、保有株の落ち続ける株価を見て言いようのない恐怖を味わった方も居...
ふと、自分の日常を考えてみました。 もしかすると医師ってブラック企業ではないのかと。 ほとんどの勤務医には当直が義務です(当直というのは平たくいうと24時間勤務です)。通常、病院では患者さんの病態悪化に備えて、医師を夜間待機させておく決まりになっています。地方の医療で...
今回はヘインズ・ブランズの決算報告書を詳しく見ていきます。 2016年の年次報告書の各セグメント毎の売上と営業利益です。 ヘインズでは部門を下のように分けています。 (1)下着や靴下などのInnerwear部門 (2)チャンピオン製品などのActivewea...
このシリーズでは私のヘインズ・ブランズへの投資根拠をお伝えしていきます。 私は本質的価値を求めるにあたり、メアリー・バフェットの方法を用いて10年後の株価を予測します。 本銘柄は過去10年のEPS成長率が17.4%でした。現在の成長率が続くとすれば、(EPS成長率)^...
ヘインズ・ブランズ(HBI)は1901年創業の老舗アパレルメーカーです。Tシャツを最初に考案したのはヘインズとされています。 今回は私の主力銘柄の一つ、ヘインズ・ブランズを考察していきます。 ヘインズは靴下と下着が主力商品です。シンプルで速乾性・フィット性に優れたパッ...
8/31の市場でキャンベルスープ(CPB)は8.06%安で引けました。 前四半期の決算で売上・EPSともにアナリスト予想に届かなかったこと、2018年度の決算も業績は横ばいに留まるとの発表が失望売りを誘ったためです。 最近は食品銘柄の値崩れが目立ちますね。同社に限ら...
景気が上向いてくると、レバレッジをかけた投資がちらほらと流行り始めます。 投資に借金なんてとんでもない、と言われる方は日本では多いと思います。また逆にFXや不動産投資をされている方は大きなレバレッジをかけて投資をされていると思います。人によって考えが異なるのが借金ですが、...
ビットコインの人気が過熱しています。 先日、地下鉄に乗っていると通勤中のサラリーマンと思われる若い男性のスマートフォンがたまたま視界に入りました。ビットコインのチャートを熱心に見て、画面を連打しています。何か通信環境が悪いことに焦っている様子で、恐らくビットコインのデイト...